2021.10月~2022.2月活動記録

2022.02月

02.25グリーンインフラって何?~2月定例会議一般質問

安全機能的コンパクト 守り伝える 地域で決める
2月定例会議

 2015年の国土形成計画において「グリーンインフラ」という用語が初めて行政分野で登場し、以降、国の計画などでその内容が盛り込まれるようになりました。滋賀県でも2019年に策定された県の基本構想、この2022年3月に策定の都市計画基本方針やCO2ネットゼロ社会づくり推進計画などの主要な計画類に「グリーンインフラ」という表現が登場します。「インフラ」というからには何か具体的な「施設(ハード)」を指す言葉なのでしょうか?知事に滋賀県としての考えを問いました。

 滋賀県の考える「グリーンインフラ」とは、自然環境が持つ自律的回復力をはじめとする多様な機能を「積極的に活かし」て、環境と共生した社会資本整備や土地利用等を進める取組みのことを表すとされました。これまでから、滋賀県では環境への配慮や環境負荷の低減に重点を置いて各種事業に取り組んできていますが、自然を「保全する」という考え方から更に進んだ考え方となります。

 そのうえで、県政における位置づけは、自然環境と調和した持続可能な滋賀を実現する取組としてより積極的に導入を図っていきたい。その効果は、本来の目的を達成に加えて、多くの副次的な効果が期待され、グリーンインフラの視点を取り入れた社会資本整備や土地利用等を進めることで「社会の健康」に、自然環境に備わっている多様な機能が発揮されることで「自然の健康」に、更に自然に触れる機会が多くなることで、心が健康で豊かになり「人の健康」に、それぞれ貢献するもので、グリーンインフラは、人、社会、自然のすべての面で充足した、本当の意味での「健康しが」の実現にも寄与するものと考えている。とされました。

 施設整備を行う際に、自然環境への配慮は不可欠です。自然のチカラを活かすことを前提にすれば、これは当たり前になると考えます。グリーンインフラの導入が積極的に図られるように取り組んでいきます。

2021.12月

12.22琵琶湖の水位操作を学ぶ~常任委員会県内行政調査

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 この秋は渇水が話題となった琵琶湖。滋賀県民をはじめ流域に暮らす人々の生活はもとより、琵琶湖の環境や水産資源にもさまざまに影響する琵琶湖の水位です。琵琶湖の水位に影響のある大津市南郷にある瀬田川洗堰の操作については、あまり知られていないと感じています。よい機会なので現地での調査を常任委員会で提案したところ実現しました。(琵琶湖河川事務所の皆さま、ありがとうございました。)

 治水と利水(※)が前提です。実際に雨が降れば琵琶湖への流入量などはこれまでのデータを基にかなり正確に予測ができる、一方で、天候の予測はかなり精度が上がっているもののまだ難しいとのこと。一定の条件のもと、自然相手に人間の知恵を総動員して緻密な操作を行っていると理解しました。そのような中、近年はコイ科魚類の産卵時期の水位を高位に保つようにしているなど、琵琶湖の環境にできる限り配慮した操作をしているとのことです。(ここ数年、モロコの数が増えている大きな要因と言われています。)

 どのような考えのもと、具体にどのような操作が行われているか?を正しく知ることがまず重要であり、このための一歩となる貴重な機会となったのではと思います。今後も滋賀県として情報交換や連携をする必要があると考えます。

 

※ 瀬田川洗堰の役割は「大雨で琵琶湖の水の量が多いときにはたくさんの水を流し、雨が少なく水の量が少なくなると無駄な水を流さない。琵琶湖の水の出口である瀬田川の流量をコントロールし、琵琶湖の水位と下流の水の量を調節している。」とされています。(国交省近畿地整のHPより)

12.15事業費見積の精度向上が必要~常任委員会審議

地域で決める コンパクト
12月常任委員会

 当初49.7億円だった事業費が17回の契約変更を経て98.1億円に----原松原線補助都市計画街路工事(※)の契約変更の議案審議を土木交通・警察・企業常任委員会で行いました。契約変更の理由は、想定外に岩盤がもろく、想定外に重金属含有土が含まれていた、ことにより追加工事が必要となったということです。

 事業の実施手法の検討にあたって、事業費用「コスト」は判断基準として大変重要なものです。今回の議案の場合、当初から98億という見積だったら「トンネル工事」という事業手法を選択したのか?今回の議案のように当初の見積費用から実際の費用が大きく変更になると、意思決定した際に他の方法との比較など検討や議論は何だったのか?ということになります。見積の精度が問われます。

 今回の件を「想定外」として済ませてはならないと考えます。前回の契約変更はじめ、これまでも機会あるごとに指摘してきましたが、改めて、今後の事業検討に生かすべく、問題点を指摘し、見積の精度向上など改善を強く求めました。

 

※ 原松原線補助都市計画街路工事・・・彦根市の国道306号原町交差点と国道8号古澤町交差点を結ぶ1.7kmのバイパス道路建設工事。このうち1,135mがトンネル工事となっている。国道306号と国道8号が交差する外町交差点の慢性的な渋滞解消を目的とした事業。7/29の視察の記事も参照ください。

2021.10月

10.19斎藤アレックスYouTubeLiveに出演

働くことを軸とした社会 居場所と出番 地域で決める

 個人演説会ができない代わりにYoutubeライブを配信。選挙の活動もどんどん変わっていっています。ゲストでありながら司会進行をさせられるという無茶な企画にできる限り応えたつもりです。大きな心で見ていただければと思います。