2014.9月~2015.2月活動記録
2015.02月
02.26 高齢者が輝くプラチナ社会へ向けて ~ 2月通常会議一般質問①
平成27年度は高齢化社会に対応するため、『高齢者が輝くプラチナ社会へ』と銘打って重点的に予算が組まれています。主に健康づくり・生きがいづくり・介護予防など、現在の「高齢者」向けの施策・事業が中心となっています。
現在の高齢世代の皆さんに向けた事業はもちろん必要ですが、一方で『高齢者が輝くプラチナ社会へ』の『へ』がつくことで持続性がでると考えると、将来の「高齢者」である若い世代への取り組みも大切であり、この切り口が今後より重要になると考え見解を問いました。
大津市の現状は、各種がん検診や節目の年の歯周疾患検診を行っているものの、健康に年を重ねて元気な高齢者になるように取り組むという意識までは持つに至っていないと感じます。個人の生活の質「QOL」の向上だけでなく、市の財政的にも良い効果があるといえ、しっかりと取り組むべきであると考えます。
併せて今回は、具体的な取り組みで効果があると考えられるもののうち、口腔ケア(特に8020運動)について、将来の元気で健康な高齢者に向けて取り組むことを提案しました。(実は、市の保険に関する計画などにも記載があるのですが、あまり知られていないですよね。皆さん、大津市の8020運動への取り組みについてご存知でした?)網羅的に取り組むのではなく、メリハリをつけて取り組む方が前進することもあります。例えば口腔ケア、特にその中でもイメージしやすい「8020運動」に取り組むことは、若い世代が「元気で健康な高齢者」へ向けたきっかけづくりとして効果があるのではないかと考えます。
8020運動により一層取り組んでいくとする三日月県政との連携も視野に入れた、前向きな回答がなされましたので、前進するように取り組んでいきたいと思います。
02.21 再生!滋賀から ~ 滋賀県第1区総支部定期大会
この一年の活動方針を決める大切な大会を意見交換を行いながら無事に終了することができました。
今年は統一地方選挙の行われる年でもあります。地道な活動が結果につながると考えますので、大きな目標を持ちながら、コツコツと日々の活動を積み上げていきたいと思います。
02.01 新作ポスターできました!
私の後援会のメンバーがポスターの掲示のお願いに伺うこともあるかと思いますが、その際にはよろしくお願いいたします。また、皆さまのご自宅などに「掲示してもいいよ。」という方ご連絡をいただけると幸甚です。
「輝く明日の大津を目指して!!」このキャッチフレーズは、4年前の市議会議員選挙初挑戦の際に、応援してくれている私の仲間たちが作ってくれた言葉です。「常に明るい未来をイメージして」「今だけでなく、10年、20年先を見据えて」「どんな状況でも顔を上げて前向きに」12文字のこの言葉にはいろいろな思いが込められています。
これに「初心を忘れずに」という思いを加えて、引き続き、みんなの思いのこもったこの言葉をキャッチフレーズとしています。
2015.01月
01.27 市民病院の独立行政法人化は有効か ~ 吹田市・明石市視察
大津市の市民病院の経営は、公営企業法の一部摘要で行われています。一般的に、地方公営企業法の財務規定のみを適用する「一部適用」では、市立病院は市長部局の行政組織の一部であり、病院経営の実質的な責任と権限が一体化されない等の課題があると言われています。また、当然「公」の機関であるため、定数や手数料などが細かく条例で定められていて、変更には条例改正が必要であり、スピード感が必要な時に対応が困難である、といった事務手続き上の課題もあります。
厳しい事業環境にある中で、さまざまな努力や工夫で、「市民病院」の求められる機能を満たしながら、本業である「医業」で経営が成り立つようにすることが必要であると考えます。これはすなわち、市民病院自身が「経営」の感覚を今以上に持つ必要があるということではないかと考えます。市民病院の「独立行政法人化」はそのための選択肢の一つであると、先行事例である吹田市と明石市の両市に伺い、感じました。
「独立行政法人化」をすれば自動的に「うまくいく」ということではありませんので、しっかりとした検討が必要であると言えます。
市民病院は、市民の医療の最終防衛ラインであると考えます。何のためにやるのか目的を明らかにして、効果を計りながら、より良い「市民病院」となるように取り組む必要があります。
(写真上:明石市民病院外観、下:明石市民病院での説明の様子)
01.11 一年の始まりは ~ 恒例の川ばた年賀会
もはや私には、この行事の開催なしに一年が始まりません!恒例の川ばた年賀会が開催され、今年も司会を務めさせていただきました。
今年も多くの方にお集まりいただき、盛大に開催することが出来ました。ご出席いただいた皆さま、ありがとうございました。
さぁ、この一年が良い年となるように、今年もがんばりましょう!
2014.12月
12.08 理工系人材の育成を ~ 11月通常会議 一般質問
私たちの国は、高い科学技術力で成り立つ国です。
改めて、農林水産業を含めて「モノを作る」ということをおろそかにしてはいけないと思います。技術力で他国に遅れを取るようでは、技術立国として生きてはいけません。
将来を担う子供たちに「モノづくり」の屋台骨を支える”理工系”を進路として選んでもらえるように、理工系人材の育成を戦略的に進める必要があると考えます。
大津市としても、「子ども達にこの大津に住んでもらう」ためにはという観点から、雇用につながる高い技術力を持った産業があるということは大切です。そして、それを担う人材を育てることは、将来の大津市のために必要なことであると考えます。
そのような思いからの質問だったのですが、重要性は認識しているとの答弁を得たものの、具体的な取り組みを引き出すまでには至りませんでした。
日本国中で人口減少の局面に入ります。そのような中だからこそ、次に「伸びる」ための投資が必要であると考えます。地道な取り組みですが、「人をしっかりと育てる」ことは最優先課題であり、指導する教員の体制、設備・機材など、教育とその環境をより充実するべく引き続き取り組んでいきます。
12.02 今、流れを変えるとき
突然の解散。何のために解散したのか、総理大臣の説明を聞いてもいまひとつ理解できませんが、選挙は行われますので、しっかりとこの機会を活用します。
色々ありますが、現政権の矛盾する政策の一例を。
「経済界に賃上げの要請を行う」
一方で、
「派遣法を改正(私は改悪だと思う)し、労働規制の緩和を進め非正規雇用を増加につながる政策を行う」
言い換えると「所得を増やす」ことで消費に回せるようにしないと内需が拡大しないということを認めながら、正規労働者に比べると「不安定で収入が低い非正規労働者を増やす」政策を進める・・・これは整合の取れた行動なのか?理解に苦しみます。これこそ「あべこべ」?
百歩譲って、派遣社員などの非正規雇用が増えることが避けられないなら、非正規雇用の労働条件の改善(例えば同一価値労働同一賃金、社会保障制度の充実、雇用が途切れている間のセーフティネットなど)が大きく進むような政策も行われてしかるべきと考えますが、この配慮はほとんどありません。
私は「人と暮らし」の視点を大切にしたいと考えています。いまの政権の多くの政策にはこの視点が欠けているように思えてなりません。今よりも「人を大切にする政治、暮らしを守る政治」を行いたい。私は「川ばた達夫」さんに想いを託します。みなさん、それぞれの候補者、政党の話をぜひ聞いて比べてください。そして、必ず、投票に行きましょう!
流れを変えるとき、それは「今」です。
(写真は出陣式の様子)
2014.11月
11.06 命を大切にすることができる人づくり ~ 釜石市の防災教育・会派視察
「釜石の奇跡と言われているけれど、何も特別なことをしたわけではなく、いつも通りに行動しただけ、と子ども達は言ってますが・・・」 説明の最初に伺った言葉がとても印象的でした。
釜石市の防災教育の視察がようやく実現し、さまざまなお話を伺う貴重な時間をいただくことができました。
子ども達が自らの判断で、より高い場所へと避難し、自らの命、場合によっては周囲の人の命を守ることにつながったことから「釜石の奇跡」と呼ばれていますが、震災前からの取り組みがあったからこそ起こった「奇跡」です。震災前からの取り組みである防災教育は、何がきっかけとなって始まり、何が推進力となったのか、そして震災後である現在の取り組みは変わったか、などを中心に貴重なお話を伺うことができました。
話を伺う中で、このまちに育つ子供たちにどのような大人に育ってもらいたいか?すなわち「命を大切にし、まちを大切にする人」に育ってほしいという思いが、防災教育を通じて実現されるように取り組まれていると感じました。防災教育は「目的の一つ」であると同時に、一方で、人を育むための「手段の一つ」でもあるということです。
今回の視察を参考に、大津市らしい取り組みになるような政策提言を行っていきたいと思います。
2014.10月
10.23 ごみ焼却施設=発電施設 ~ 西宮市・生活産業常任委員会視察
大津市では、ごみ焼却施設である環境美化センターの更新の時期にあります。先進事例として平成24年稼働開始の西宮市の東部総合処理センターを視察させていただきました。
280t/日の処理量で7200kWの発電機出力があります。焼却施設での使用電力をまかなった後の余剰電力は売電しており、昨年は3億円を超える収益があったとのことです。
一方、大津市は、現状の計画では1施設で180t/日の処理量、2970kWの発電機出力と示されています。(発電の観点からは処理量が大きい設備のほうが有利です。私が施設数を3か所から2か所や1カ所に集約して設置すべきであると主張している理由の一つです。)
発電機への設備投資が必要であり費用対効果はどうか、売電価格が現在の高水準を維持するか、など十分にかつ慎重に検討しなければならないことはありますが、エネルギーの地産地消などの観点、ごみ処理の余熱の有効利用など考えたとき、しっかりと取り組むべき内容であると考えます。
2014.09月
09.20~21 健闘するも5位入賞 ~ 全国市町村交流レガッタ大潟大会
全国市町村交流レガッタ大潟大会に参加しました。この大会は漕艇場を持つ市町村が集まって行なわれています。男女別の青年・壮年・熟年の各カテゴリーがあるのとは別に、「議会議員の部」というカテゴリーがあるのが大きな特徴です。
今大会も全国各地から参加があり、スタッフも併せると1000人を超える人が集まって、日本で一番海抜の低い(-6m!)漕艇場でレースが繰り広げられました。
今年の「議会議員の部」の結果は5位でした(練習不足?)が、大津市は総合2位と立派な成績でした。(議員の部の成績が良かったら総合優勝だったのでは・・?という質問は無しでお願いします。)
多くの人に大津市にお越しいただける行事であり、スポーツ振興のみならず、大会名の通り、市町村交流や観光などにもつながる機会であると考えます。「是非とも多くの方に琵琶湖で漕いでもらいたい」大津市でも開催できるように取り組んでいきたいと思います。
写真は、議員団クルーの様子。ストローク(左から2番目)がかわいです。
09.11 学テ・結果公表することで「伝えたいこと」は? ~ 9月通常会議一般質問
学力テストの結果について学校ごとの「公表」が取り沙汰されます。
大津市は滋賀県で唯一、学校別の結果を公表するとしていますが、「何を伝えたいのか」非常にわかりにくいものとなっています。大津市は、公表することで、何を求めるのか?一方、公表されたものから、私たちは何を得て、どのような行動をするのか?しっかりとした議論が必要であると考えます。
そもそも学力テストは「学力・学習状況調査」といい、選抜や成績をつけるための試験・テストとは意味合いが違うものであると言えます。学力テストの本来の目的を考えるならば、子どもの教育環境をより良いものとするために、その結果をどのように活用するのかが大切だと考えますが、「公表する・しない」が議論の中心になっていることに違和感を覚えます。
このような点に問題意識を持ち、一般質問を行いました。学力は学校だけで育まれるものではないことをふまえて、社会全体で結果を受け止めて、子ども達の教育環境の向上につながるように取り組んでいきたいと考えます。
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