2021.3月~2021.9月活動記録
2021.09月
09.27水素の利活用を促進するには~9月定例会議一般質問
水を電気分解して「水素」を得る—小中学校の理科で学ぶ内容です。
この「水素」は、再生可能エネルギーから得られる電気から作ることができるため、今後の新しいエネルギー社会で大きな可能性があるものだと言えます。滋賀県としても水素研究会を立ち上げ前向きに導入の可能性などを検討しています。
しかし、水素でエネルギーの問題がすべて解決するわけではありません。水素の特性を踏まえた利活用となるよう、水素をエネルギーとして利活用するにあたり社会として「つくる」「はこぶ」「つかう」というイメージを持つことが重要であると考え質問を行いました。
また、「水素」社会に向けたこれまでの事業といえば「水素ステーション」と「燃料電池車」のイメージがかなり強く、これ以上の展開がないように受け取られているように感じます。そこで、水電解装置(※1)の導入を検討し純水素燃料電池との組み合わせでの電・熱利用や琵琶湖の上の新しいエネルギーの導入としての「水素船」について提案し見解を問いました。
水素の技術は、蓄える機能や「熱」での利用などの再生可能エネルギーの導入を進めるうえでの課題を解決できる重要な技術になり得ます。前向きな答弁をいただきましたが、引き続き様々な提案を行っていきたいと思います。
09.20いまの琵琶湖も素晴らしい!
現場でしかわからないことがある!ということで、とても琵琶湖に詳しい方にレクチャーを受けながら琵琶湖に流れ込む小さな川の河口やその周辺の浜を中心に調査しました。アユの産卵時期ということもあり、アユの産卵の様子などについて知見を得ることができました。
最初の写真は、アユの群れの様子です。この日はこのような群れをあちこちの浜で見ることができました。今年はたくさんいます。アユは寿命が1年であることから年魚とも表記されます。写真のアユは川を遡上せず琵琶湖で一生を終える個体であまり大きくならないそうです。
写真でもある程度判るとは思いますが、この日の琵琶湖はとても美しい青色でした。また、水に足をつけると、とても気持ちいい。課題はありますが、今の琵琶湖も素晴らしい!
なお、琵琶湖にはアユの「禁漁期間」があります。期間は8月21日から11月20日まで。ご注意を!
詳しくは → アユには禁漁期間があります|滋賀県
2021.08月
08.06適時審議するための通年議会~8月臨時会議
議第108号令和3年度滋賀県一般会計補正予算(第5号)の1議案について審議がなされ同議案は可決しました。
まん延防止等重点措置に基づく協力要請等を実施する区域を県内すべての市(13市)とし、その他の地域6町についても県独自の営業時間の短縮要請を行うこととし、その期間を8月8日から8月31日までとすることについても決定したことに伴い、協力金など所要の経費を追加する必要があったため、議会への補正予算案の提出となりました。
滋賀県議会は「通年議会」としていますので、年4回予定されている定例会議以外でも、適時審査が必要な案件は議会を開いて審議することができるため、今回その対応がとられました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、私たちの社会は、これまで経験したことがない対応が続きますが、議会として求められる機能を発揮するように取り組んでいきます。
2021.07月
07.29(仮称)彦根総合運動公園建設現場など現地を視察
午前は警察、「滋賀県」の科学捜査研究所(マリコさんがおられるのはお隣京都の科捜研という設定)で科学捜査の「最前線」を調査。DNA型鑑定やポリグラフ検査などの説明を受けました。ドラマで有名になりましたが、黒子役の職場ですので、本当はその奮闘ぶりなど写真にて詳細に紹介したいところですが、犯罪捜査など事情により写真がありませんのであしからず。
午後は土木交通部、彦根市の都市計画道路原松原線バイパス整備事業【写真左】、(仮称)彦根総合運動公園整備工事【写真右】を視察。どちらも工事費で大きな追加の補正予算が必要となった工事です。(この点は見積もりの精度を上げることを求めています。)多額の予算を投入している事業ですので、安全に早期に工事を完了し、県民生活の質の向上につながるように事業を行う必要があると考えます。こちらはしっかりとチェックを行っていきます。
07.06再エネの導入、適切な誘導を~6月定例会議一般質問
この一年で世界の「カーボンニュートラル」いわゆる「脱炭素」に向けての取り組みは大きくかわりました。我が国においても、今迄からは比較できないほどの高い目標に向かって「カーボンニュートラルな社会」に向けた取り組みが進められるようとしています。この動きは滋賀県でも同様で、私たちの日常、暮らしや働き方、住む環境は大きく変わっていくことになると考えます。
一方で、特に「社会の仕組み」がこの大きな変革の波に追いついていない面があります。近年、大規模な太陽光発電設備いわゆるメガソーラーが山や森林などに設置され災害や環境破壊などのトラブルが全国的に発生していることがその事例として挙げられます。カーボンニュートラルやエネルギー問題解決への大変重要な役割を果たすと期待される太陽光発電を「厄介もの」にしてしまうのは社会にとって何のプラスにもなりません。カーボンニュートラルな社会の実現に向けて取り組みを加速するならば、スピード感は大切にしながらも丁寧な制度設計が必要であり、適切な「誘導」となるように取り組むことが求められると考えます。
そもそも限られたCO2の吸収源である「森林」を切り拓いて、大規模な太陽光発電を設置することに疑問を持ちます。これを念頭に、太陽光発電を始めとする再生可能エネルギーの導入にあたって、土地利用を始めとする各種計画や政策などによる誘導、設置の適地を示すこと、基本的なルールとなる条例の制定などについて、県の姿勢、見解を問いました。
知事は、森林を伐採して設置された大規模な太陽光発電設備によるトラブルが生じている事例があるとし、森林はCO2の吸収源であり水源涵養など多面的な機能を有しているため、むやみに伐採して太陽光設備を設置することは望ましくないとの見解を示されました。また基本的には、住宅や工場、公共施設などの屋根の上などを含めて適地と見込まれる場所への設置が促進されるように各種計画に位置付けるなどして誘導を図るとされました。条例については「(仮称)滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進条例」に規定を設けることで対応するとされました。
2月に引き続き一般質問にて取り上げましたが、引き続き、議論をしていきます。
2021.04月
04.27常任委員会副委員長を拝命しました~4月招集会議
令和3年(2021年)4月招集会議が開催され、議長・副議長の選挙などを行い議会の役職を決定しました。
河井の今年度の所属は下記の通りです。土木交通・警察・企業常任委員会では副委員長を拝命しましたので、委員長を補佐し、活発な議論が行われるよう、委員会運営にも力を尽くします。
<常任委員会> 土木交通・警察・企業常任委員会
<特別委員会> 琵琶湖・CO2ネットゼロ対策特別委員会
2021.03月
03.10電子県庁、機能しない時の対応は~予特・分科会
9日に引き続き、総務・企画分科会で総合企画部所管の新年度予算の審議を行いました。
「電子県庁推進事業」の経費が計上されています。コロナ禍でその利便性と必要性が示され、導入が遅れている県庁のデジタル化は取り組みを加速するべきです。一方で大規模な災害や停電などでシステムが利用できない事態の場合はどうでしょうか?
利便性が高いのであるのが当りまえになると、いざ使えなくなると混乱する恐れがあります。バックアップ電源や業務継続計画などで一定の備えをしているとのことでしたが、非常事態を想定してその対策を考えておく必要があると指摘をしました。
社会のデジタル化については、昨年来のコロナ禍の影響で、否応なく大きく進むことになりました。県庁においても、デジタル技術に慣れない人への対応は言うまでもなく、様々な状況への対応が求められます。
03.09施設改修時に脱炭素の視点はあるか~予特・分科会
予算特別委員会の総務・企画分科会で総務部所管の新年度予算について審議を行いました。
「県有庁舎等長寿命化推進事業費」「公立大学法人滋賀県立大学施設・設備整備費補助金」など施設整備の経費が計上されています。この際にCO2ネットゼロの取り組みを推進する視点があるかを問いました。特に県有庁舎等の長寿命化に関しては、脱炭素に向けた取り組みの視点は不十分であるということがわかり、今後の取り組みでの改善の必要性を指摘しました。
今定例会議の代表質問の知事の答弁で、今後の取り組みとして「県庁の全所属の組織目標や事務分掌にCO2ネットゼロを位置付ける」とされたところですので、これを体現してもらう必要があります。効率の良い機器の導入のみならず、建物の断熱性能の改善が大変重要です。私たちはエネルギーを大量に消費して生活しています。少しでもエネルギーを効率的に利用する努力は怠るべきではないと思います。もう一点、精神論では脱炭素の取り組みは進みません。労力と費用が掛かる取り組みになります。この覚悟が求められると思います。
かわいの動き
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