2019.9月~2020.2月活動記録
2020.02月
02.28公共施設の省エネはいつ取り組むのか?~2月定例会議一般質問
「“しがCO2ネットゼロ”ムーブメント」キックオフ宣言を2020年の年頭に行った滋賀県。今後の県の事業推進に当たっては、旗振り役として他に範を示すべく、省エネや低炭素社会へ向けた取り組みについて今まで以上に優先順位高く取り組む必要があると考え、県の見解を問いました。
改めて、CO2ネットゼロを進めるにあたって県が率先して公共施設の省エネ改修工事を進めることは重要であると答弁されましたが、この2月定例会議で補正予算で提出された近代美術館の老朽化対策工事では十分な省エネ(もしくは低炭素化)の対策が施されているとは言えません。長期間にわたって使用する公共施設です。エネルギーの消費量や二酸化炭素の排出量は、基本的に整備したときの性能となります。近代美術館は老朽化対策工事のタイミングで、省エネや低炭素化の対策をしっかりと施すべきと指摘しました。
併せて、たくさんある公共施設の省エネ工事はいつ、どのような方法で取り組むのか、計画的に実行する仕組みを作らなければ実現はしません。公共施設の数値データにエネルギー使用量や二酸化炭素の排出量を明示するなど、滋賀県でも取り組んでいる「公共施設マネジメント」と連携した取り組みにするべきと提言しました。これは積極的に取り組むということでした。
省エネも低炭素化も、かけ声だけでは実現しません。仕組みを作って、相当のコスト(お金と手間ひま)をかけなければ実現しません。将来への投資ができるのか覚悟が問われると考えます。
2020.01月
01.30さいたま市立大宮国際中等教育学校視察
国際バカロレアの認定校を目指して本年度から開校したさいたま市立大宮国際中等教育学校を視察しました。開校初年度のため中学1年生相当の2クラスだけですが国語、社会、英語などの授業の様子も現場で見せていただきました。
特徴的だと思ったことをいくつか。
まずは時間割。授業は100分で1ユニット、つまり50分2コマで1教科です。一日の教科のバラエティは減りますが、集中的に取り組むことと深い学びや探求には適しているとのことでした。
次に授業。受け身とならないように最後に何らかのアウトプットをするようになっており、講義の形式というよりは、図書やPCなどを使って自ら調べ、資料を作り、発表することが常に行われています。例えば、国語の授業では小説を単に読んで学ぶのではなく「小説をドラマ化する際に必要な撮影指示書を作成する」という課題に取り組むことで読解を進めるなどされていて、バカロレアが意図する教育が行われています。
次に施設。一人1台PCが貸与され学校生活で当たり前に活用されています。特別教室に3Dプリンタ(何台も!)やレーザーカッターなども整備されていました。
教職員はもちろん公務員のため一般校との異動もあるとのことですが、生徒の積極的に学ぶ様子や先生の授業の取り組みなどを見聞きして、学校教育において、まだいろいろなことができる可能性があると感じた視察でした。
01.25シリーズ・かわい貸し出します~東洋紡績労働組合堅田支部
今回は東洋紡績労働組合堅田支部の役員研修会にお邪魔し、役員の皆さまに県議会での取り組みなどについて報告しました。
研究開発に取り組んでおられる職場であり、高等専門学校の誘致の話題は関心が高いと感じました。また、通学路やビワイチなど道路の安全対策などの生活現場の声をいただきました。今回の意見交換の内容はこれからの活動に反映させていきます。
東洋紡績労働組合堅田支部の皆さま、貴重なお時間をありがとうございました!
01.22スマート・シティを学ぶ~都市計画学会
刺激の多い報告ばかり!
第43回都市計画セミナー「スマート化が進む時代の都市の空間像とマネジメント」2日目に参加し、情報や知識を収集しました。
近年のまちづくりのキーワードとなっている「スマートシティ」がテーマです。「コンパクトシティ(+ネットワーク)」との関係は?スマートシティの推進にはスタートアップが向いている、情報化が進むと「空間」を超越することができる、この数年でも全世代で歩行量が大幅に減っている、など、興味深い話題の提供や報告がされていました。都市計画は県政においても大変重要なテーマだと考えます。引き続き研究を重ねていきたいと思います。
2019.12月
12.16産業振興ビジョン改訂作業中~厚生・産業常任委員会
令和2年度から10年間の計画期間で、現在改定作業中の滋賀県産業振興ビジョンについて、本日はパブコメを経た「改定案」の議論を行いました。県の産業振興施策を総合的に推進するための中長期の指針となるもので、県・企業・団体・大学をはじめとする多様な主体の「共創」により取り組みを進めるとされています。
そもそも「滋賀県」らしさは何か、「強み」と「弱み」の分析が重要です。個人的には、産業ビジョンの「滋賀」と記載した部分を隠した時に、内容から「滋賀」のものであると判らないようでは不十分と考え、以前の委員会で指摘しましたが、これは大きく変えられませんでした。
今回は、少なくとも県の取り組む姿勢や内容について明確にすべきと指摘しました。県も取り組みの主体です。産・官・学と団体などによる共創という言葉は聞こえがいいですが、県が何に責任を持ち何ができるのか具体に書かれていません。チャレンジをキーメッセージにしていて、新しく「バックキャスティング」の手法などによる取り組みを進めるとしていますので、是非、県としても率先してチャレンジする姿勢を示すべきであると考えます。
12.12ゲストティーチャー務めました
6年生の公民の授業でゲスト出演。持ち時間は1コマ45で3クラス分を担当。議員の仕事や議会の役割、議員から見た市役所の仕事などお話をしてきました。
大津市では1月から中学校で給食が始まります。これを事例として税金や市役所の役割について学んだあとの授業として私の出番でした。
みんなしっかりと聞き考えてくれて、いい切り口の質問をしてくれます。6年生の皆さんはどう感じたかはわかりませんが、私はとても楽しかった!貴重な時間をいただきましたので一生懸命務めました。
自分の身近な事がどのように決まっているのかを少しでもわかりやすく伝えることができるように、そして主権者教育にもつながればと思います。また、お声掛けいただけるならば頑張ります!
2019.11月
11.15がんゲノム医療を学ぶ~九大病院視察
滋賀県立病院でもがんゲノム医療を始めようとしています。九大病院の取り組みについて、厚生産業常任委員会の委員として視察・調査を行い、がんゲノム医療の概略について伺いました。
治療に取り組むと、主に治療しようとしている病気のことのみならず、2次的な知見(他の遺伝的な病気など)も得られます。この情報の取り扱いは極めて繊細で重要です。情報の取り扱いや管理について問われその体制整備が欠かせないということが分かりました。
大学病院で医師の話を聞くということで、いつもの委員会と違う雰囲気が印象的でした。
11.15外国人材との共生のために~福岡県視察
厚生産業常任委員会の委員として福岡県国際交流センターに伺い、外国人材受け入れの対応について視察・調査を行いました。
福岡県では留学生が多いといった特徴にあわせた事業が行われているのと、外国人の方からの相談を一元的に受ける体制が取られていました。センターを作ればよいというわけではありませんが、言葉や文化の違いといった課題があり、働くうえでも生活するうえでも支援する体制が必要であると考えます。
ところで、福岡県に居住している外国人は約7万人、滋賀県は約3万人。人口比でいうならば、滋賀県のほうが外国人が多く暮らしています。すでに多くの外国人材が日本で滋賀で暮らし働いています。よりよい社会とするために県民のニーズを把握しながら県としてもっと対応に本腰を入れる必要があると感じました。
2019.10月
10.01学校のICT環境は充分か?~9月定例会議一般質問
来年4月からまず小学校における教育指導要領が新しくなります。プログラミング的な思考を学ぶことや、普段の授業の中でICT機器を積極的に活用していくことなどが加わっています。「限られた貴重な学習時間」であることを踏まえて、より効果的な授業とする必要があり、そのための児童生徒が使用する学習用コンピュータなどのICT環境の整備が欠かせないと考えます。
国は、例えば学習用コンピュータについては(本来は1人に一台を目標としつつ)2018年度から2022年度の当面の目標として3人に一台程の目標に到達とし、この目標達成に向け学校におけるICT環境整備の費用として単年度で約1800億円を交付税で地方に予算措置をしています。しかし、国の目標水準に到達していません。また、市町や学校種別によって整備状況に差があること、など課題があります。
県立の高等学校は当たりまえとして、市町の所管する小中学校のICT環境整備に対応をとるべきと指摘をしました。また、機器の維持管理などに手間がかかるため、ICTの専門知識を持った職員を配置する必要性についても問いました。
2019.09月
09.01選挙応援!その2~草津市議会議員選挙
草津市議会議員選挙に日頃連携して活動する連合議員団の仲間が挑戦しています。
抜群の安定感の6期目の「奥村やすひろ」さん、まじめでみんなの信頼が厚い2期目の「土肥こうすけ」さん、新人ながら幅広い活動経験のある「あわづ由紀夫」さん。どの候補も、働く人、生活者の立場で、より住み良いまちづくりに向けた議論、政策提案を行ってくれると期待しています。是非とも草津市議会に。皆さまのご支援をお願いいたします。
写真は、土肥こうすけ候補の街頭での演説にて、かわい応援の図。
かわいの動き
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